『リンカーンハイウェイ大陸横断』5/9
ジレット(ワイオミング)から、今夜の宿コディーまではフリー走行。各自思い思いに走ります。
ちなみにジレットは石炭、石油、メタンガスなどが豊富で「アメリカのエネルギー首都」などとも呼ばれています。 所々に上下するオイルポンプが動いています。
途中サポートカーと一緒に移動していたメンバーと ランチを取ることになりました。
アメリカの食事は「ハンバーガーとコーク」「ステーキにポテト」といった定番メニューですが、最近は田舎でも日本はもちろん色々なアジア料理が楽しめるようになりました。
今日の昼はワイオミングの小さな町 Sheridan (シェリダン)で タイ料理店(wyo thai food truck 移動屋台バスレストラン)を見つけました。 早速トラックの注文窓口へいくと!! なんと『お〜い! お茶』と日本語で書かれた緑のボトルがあるではないか! 迷わず全員お買い上げ。 それとタイの焼きそば「パッタイ」をいただきました。
オーナーの奥様は少し前まで日本に住んでいたそうで、少し日本語も話します。 数年前にタイの旦那さんと結婚して、この屋台を始めたそうです。 ここのレストランで食事した方々の評価は🌟🌟🌟🌟🌟スター!! 評判通り、本当に美味しかったです。 息子のトラビスくんも夏休みなので、ご両親のお手伝い!偉い。 料理を運んだりおかたずけをしてくれたので、ハイお小遣い! 将来は固定式のレストランをオープンするのが夢だそうです。 今後もご家族で頑張ってくださいね。応援しています。 皆様も、もしシェリダンを通過する際は wyo thai food truck へ寄ってみてください。絶対のおすすめです。
小さな町々を通り抜けて、徐々に標高が上げ Bighorn National Forest 頂上の展望からは、いま走ってきた原野の道路が見渡せます。 4年前に来た時は、天気が悪く、夏にも関わらず、みぞれが降っていて、気温は2度くらいの極寒でしたが、今回は青空が広がり美しい景色が広がります。 とはいえ、標高が高いので夏でも涼しいです。
その名の通り ビッグホーン(頭に大きなツノがある野生の羊)が生息しているのでしょう。 でも彼らは、多くの場合早朝、もしくは夕方しか姿を見せません。
ネブラスカやワイオミングの田舎では、その先、数百マイルはガソリンスタンドがない、というところもあり、今回スポーツスターなどの小型タンクのバイクで参加した方はガス欠にならないかとヒヤヒヤです。 まして最近のバイクには昔のように予備タンのコックなどがないので、ガス欠になったら、バイクが単に重たい鉄の塊となります、、。😂
その数日前に、1台のヘリテイジが、ガソリンスタンドの手前200メートルでガス欠、、、。という事件があったので、皆さん「次は我が身」で慎重です。
日本も同じと思いますが、ガソリンスタンドのポンプはオートストップ機能がついていて、蛇口をタンクの奥に差し込んで給油すると(溢れないように)7分目ぐらいでポンプが止まります。 その後、目視で タンク上部までなみなみガソリンを入れないと、途中でガス欠という事態に陥ってしまいます。 アメリカの田舎では日本のように頻繁にガソリンスタンドがないので、アメリカを走る場合は注意が必要です。
西部の原野を走っていると、荒野にポツンと1台の車が路肩に止められています。 しばらく走ると、ポリタンクを片手に歩いている一人の男性が、、、 ガス欠で、近くのガソリンスタンドまで歩いています、アメリカではそんな風景をよく見ます。
車に乗せてガソリンスタンドまで送り届けてあげたいのですが、、、。 助けてあげた人が豹変! 突然拳銃を突きつけて、身ぐるみ取られる!!なんて事件がここでは起こり得る! のがこのご時世、、、こみ上げる親切心を抑えて、通り過ぎます、、、。
夕方、全員がコディーの宿に無事到着。 シャワーを浴びて、今日もレストランで食事会です。 走った後のビールが染み渡ります。 うまい!
明日は、いよいよイエローストン国立公園! 北アメリカ最大のカルデラ、巨大火山地帯! 近年地盤がかなり隆起しており、大地震が起きてもおかしくないという噂が、、、万が一爆発が起こると、その噴煙が地球全体を覆い尽くし氷河期がくる! などとささやかれています。
そんなイエローストンが明日爆発しないことを祈り眠りにつきました。
『リンカーンハイウェイ大陸横断』 6 へ続く。
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