『リンカーンハイウェイ大陸横断』7/9


ニューヨークを出て13日目。ユタ州とネバタ州の境ウェンドーバーへ向かいます。 途中、モルモン教の聖地ソルトレークを通過。
ちょうど昼なので、ランチ場所を物色。 そろそろ日本食も恋しくなってきた所で 『陣屋』 発見。 陣屋は確かカリフォルニアから始まり、現在はアメリカ・カナダなどの主要都市に出店しているラーメン屋さん。 久々の日本の味に皆さん、少し嬉しそう、、。 

お客さんのほとんどは現地アメリカ人。 私がアメリカに来た30数年前は、自分で作った方がよほど美味しい「なんちゃってラーメン」屋ばかりで、猫舌のアメリカン人用にぬるいスープに、生の野菜がのっかっているような代物。 でも最近は、本場日本のラーメンが楽しめるようになりました。 最近はこちらの人も『旨味』という言葉を使うようになって、だしの味に虜になったようです。 昼になるとラーメン屋の外に長い行列ができます。

私達はラーメンをどんぶりの底が見えるまで完食。久しぶりの日本食を満喫しました。 さあ、 今日のメインイベント「ボンネビル・フラットソルト」へ向かいます。 


ソルトレークシティーから80号線をしばらく走ると60マイル(96Km)にも及ぶ直線道路。 そして、その両端は雪が積もったような、白く広大な塩湖が続きます。
 

ボンネビル・フラットソルトでは毎年8月に世界最速を競ったレースが行われます。 1935年ロールス・ロイスのスーパーチャージが484Kmの最高記録を出してから、徐々にその記録は塗り替えられ、1970年ブルーフレームが1014.656Kmの最高速度を記録。

また、場所はBlack Rockだが 1977年にはロールス・ロイス製エンジン、ターボファン2機を積んだ「車」というより、ほとんどロケットのような形の車が1,227.985 Kmを記録。 地上を走行する車で初めてマッハ1となり「スーパーソニック」、音速を超えると『ドッカーン』と音がする現象が記録されたそうです。

新幹線が最高速度250キロとして、その約5倍弱。 恐ろしく早いです。

興味深いビデオをいくつか:
youtube.com 1
youtube.com 2

命をかけ限界を越えようとする人間の挑戦って、すごいです。ロマンを感じます。
平日は一般に公開されています。 大西部の原野もいいですが、どこまでも続く広大な塩湖。一度は行ってみたい場所ですね。皆様も是非どうぞ。
今夜の宿は、ネバタ州側の小さなカジノの町。 平日はガラリとしたこの街も、レース中はどこも満杯です。 シャワーを浴びて、冷えたビールで乾杯! 目指せ "777" 一攫千金!!

『リンカーンハイウェイ大陸横断』 8 へ続く

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