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6月 13, 2020の投稿を表示しています

『ルート66の旅』 5 / 15

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- - - - - - -   セントルイス    - - - - - - - 今日は朝から、オートバイ修理のためにハーレーディーラーへ。 なにやら「バッテリーの消耗が激しいです?」と言った警告が出てモニターが激しく点滅します。 一時は復活したかと思いきや、、結局、症状が再発し修理に数時間を要するようなので修理を断念。 メカ曰く、レアケースだそうで、、、。 モニター全体に ”応急処置” として、ガムテープで覆い隠しての走行となりました。 教訓: ハーレー:電気系弱し、、、 - - - - - - -   スタントン   - - - - - - - セントルイスの南に メラメック という鍾乳洞があります。 1870' セントルイス行きアーカンソー行き列車を強盗したジェシーの一団はこの洞窟へ逃れました。保安官は入り口を囲い食料がつきて出てくるのを三日三晩待ちましたが、強盗団たちは外へ通じる地下水路を泳いで逃げてしまいました。  また、ある時ジェシーは泣いている女性に出会いました。話を聞くと「今日までに銀行へ借金を支払わないと、家を取られてしまうんです」、食事をごちそうになったジェームスは、お礼に「これで支払うといい」といって大金を渡し、その家を後にしました。 そのうち銀行員が借金の取り立てにきて、女性はジェームスからもらったお金で借金を返済。  そして、銀行員が集金を終え戻る途中、馬に乗ったジェームスが現れて、その銀行員から金品を丸ごと奪い取ったそうです。 お尋ね者のジェシーではありましたが、弱い市民には大人気だったそうです。 興味のある方は、是非訪問してみてください。  66号線を忠実に南下します。  平行して走るインタステート44号線は、のんびり66号線を進む私たちとは対照的に、次々と車たちが、その先へ消えていきます。 66号線のサインをたよりに右、左と進路を進めますが、時々、分岐点でサインがない所(盗まれてしまう)もあり旅行者を悩ませます。 道を間違えると、あっという間に並走しているインターステートとどんどん離れていって迷子になってしまいます。 - - - - - - -   キューバ    - - - - - - - 小さな町をいくつも過ぎてキューバの到着。 ここの町の名のいわれはスペインの専行的な政治支配だったため”キューバ”とされたそうな

『ルート66の旅』 4 / 15

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今日も秋晴れ! 絶好のツーリング日和。 今朝のモーテルの朝ご飯は、 基本的にオレンジやアップルジュース、コーヒー、バナナ、リンゴなどのフルーツ。 それと、食パンやワッフル、ゆで卵にヨーグルトが無料で食べられます。  軽食と言った感じですが、朝はこれで十分。 レストランでの朝食ともなると、チップ込みで$15くらいにはなってしまうので モーテルの無料朝食はありがたいです。 外は一面、朝露に濡れて、車もバイクもしっとりしています。 周りの木々も、すこし色づいてきました。 朝の冷たい空気が心地よいです。 さあ! 今日も安全運転で行きましょう!  - - - - - - -   ファンクスグローブ    - - - - - - - 最初のポイントはファンクスグローブ(1824年〜)。 ここは、有名なメイプルシロップ屋さん。 コクのある奥深〜い味わいです。 でもそのシロップの収穫時期は3月で、秋の今時期は、すべて売り切れで外の看板にも SOLD OUT のサイン。  でもせっかく来たのだから、写真だけでもと、訪問となりました。  楓の木々に覆われた静かな森林の中を進むと、バイクの軍団に驚いたのか 近所の犬が吠えています。 「閉店」 のサインがドアにぶら下がっているお店を背に写真撮影会となりました。 そんなとき、、、。  どこからともなく「5分待ってなさい! お店を開けてもらうから!」 振り返ると、吠えていた犬の家のおばさんが笑顔で手を振っています。 ほどなくして お店のオーナー デビーさんが登場! 中へ入ると、あるものに目が釘づけに!! なにか、売り物のような、、、飾りもののような、、、 何気なく棚に置かれた 琥珀色のメイプルシロップ。 もしかして、もしかする? 「売り切れ」のはずの 夢のシロップが手に入るのか〜? 答えは『YES』。 ふと、、、、 看板は「売り切れ」なのに、どうして在庫があるんだ、、、? と もたげる疑問をのみこんで、、、、  「小さいの4個、大きいの3個くださ〜い!」 。即注文。 今回、Get したのは、新作シロップ:バーレル エイジド メイプルシロップ。 バーボンの樽で熟成させた大人の香りと味わい!! (アルコール2.5%)  今回は、ほぼ全員がシロップを買いまくり、、、今度こそ『SOLD OUT』状態です。 デビーおばさん、

『ルート66の旅』 3 / 15

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- - - - - - -   ジョリエット   - - - - - - - インターステート55号から66号線へ降り、ジョリエットへ。 今日は出発が遅かったので、もう12時です。 出発が遅かったせいで ラッキーなことがありました。  いつもは、もう少し先で昼食をとるのですが、今日は丁度お昼に通りかかったのが 「ホワイトフェンスファーム」。  1954年創業の フライドチキン屋さんです。  ホームメイドの「カッテージチーズ」「ビーンズサラダ」「コールスロー」「ビーツ」「モンチキンドーナッツ」そしてメインはお目当ての『チキン唐揚げ』。 外はカリッカリで、中はジューシー。さらにサイドには「マカロニ & チーズ」と盛りだくさん。 ケンタッキーフライドチキンもおいしいけれど、ここのチキンは、温かな家庭の味がしました。 食事の後は、店内を散策。 店全体のあちこちがアンティークの宝庫! 古い金庫や、ジュークボックス、置き時計、お人形、さらには磨き上げられた1940年代のクラッシックカーまで大きな建物の中に所狭しと置かれています。 おなかが満腹になった所で、再出発。 次のポイントは、映画「ブルースブラザーズ」(1980’)の舞台(ジョリエットの旧刑務所)にもなった町。 ポツンと小さなアイスクリーム•スタンドの屋根に、Jake と Elwood の実物大フィギュアがのっていて お得意のポーズをとっています。  道行く車は足を止めて、ソフトクリームやチョコレートサンディーを味わっています。 私たちも行列に並んでアイスクリームを楽しみました。   - - - - - - -   ウイルミントン  - - - - - - - - そこから66号線を20マイルほど南下すると小さな町 ウイルミントンのアイコン 「ランチングパッドイン」で一休み。 数年前まで、いつ来てもお客さんも疎らで、とうとう閉店、、、、。となってしまったのです、、、。  が、なんと、2019年5月に 営業再開! 基本的なお店のディスプレイは昔のままでしたが お土産コーナーも出来て、沢山のオリジナルグッズや66グッズが売られていて 店内は満員! 家族連れやバイカーなど、ハンバーガーを味わっていました。   また、お店の外には有名な「ジェミニジャイアント」がそびえています。 60年代に作られたグラスファイバ

『ルート66の旅』 2 / 15

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- - - - - - -   シカゴ   - - - - - - - せっかくのシカゴ、まずは、シカゴ市内を散策です。   2日間続いた雨のシカゴは、気温13度。 道を歩く人たちは、セータやニット帽をかぶり、完璧な冬装備です。べガスから来た私は、半袖にジーンズと明らかに浮いていましたが結局我慢できずに革ジャンの出番となりました。  今回の旅のスタートは、もちろん ルート66 ビギン! 場所はシカゴから西へ進む場合は:アダムス ストリートとミシガンアベニューの角に始点(BEGIN)のサイン。 西から東へ向かった場合は:ジャクソン ブルバードとミシガンアベニューの角に終点(END)のサインがあります。   この66号線始点の交差点角にはスタバがあります。 スターバックスでは、期間限定で "You are Here" コレクションと言って、そこでしか手に入らないオリジナルデザインのマグカップを販売します。  ここは、ルート66号線の始点! きっと66のロゴが入ったマグカップがあるに違いない、、、! 早速、店内へ。  私の経験から、、、。平均スタバの店員さんは皆、親切で笑顔が絶えません、、、 ところが、妙に態度の悪いおねえさんに「そんなの ナイ! ソコニ アルダケダ!」と冷たくあしらわれて撃沈。  本日の教訓:気をつけよう、都会のスタバは態度が悪い。 さあ、気を取り直して出発。とその前にまずは腹ごしらえ。 1923年創業「ルーミッチェルズ」レストランへ。 週末の今日はネクタイ姿のビジネスマンもなく、道を歩く人もまばらです。 が、なんとドアを開くと、中は超満員でごった返しているではないですか! するとその人ごみをかき分けて、現れたのは Donna (ダーナ)おばさん(66ファンには超有名人)とキャシーが出迎えてくれました。    ダーナは「ルーミッチェルズ」で働くウェイトレスさんです。今年91歳での現役バリバリ。 いつもとおりに、モンチキンドーナッツ(一口サイズの小さなドーナッツ)を訪れたお客様へ、1つ1つ手渡してくれます。 列にならんで席が空くのを待っているお客様への温かなおもてなしです。 なんだか、これだけで、心が温まっちゃいます。 今回もルーミッチェルズ 特製ブレンドのコーヒーと、名物「ワッフル」&「ジャンボーオムレツ

『ルート66の旅』 1 / 15

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--- はじめに --- シカゴ [ ルート66 ] ロサンゼルスへの道。    何度目の「旅」でしょうか。  今回も66号線シカゴの始点から2448マイル、ロサンゼルスの終点を目指します。   かれこれ、、、 66号線は私が知る26年前からも常に変化しています。 66号線上に住む人々とわずかばかりの友情も育めました。 しかし、年を追うごとに、一人一人と空高く、、、。    66号線のアイコンとなる、歴史あるお店のオーナーが変わるのはよくあることで 看板だけが残り、空き家になったお店も見かけます。 逆に、新しく出来たショップもあります。    より早く移動できる、インターステートが出来上がることにより 66号線は1985年に廃線となり、町々は衰退していきました。    近年、世界中のベビーブーマー、高度成長期の人々が、眩しく光り輝いたアメリカの面影を辿り 66線を、再び訪れるようになりました。また、脚光を浴びて、蘇ったかのように見える66号線。    世界中から沢山の大型観光バスが立ち寄るポイントは、主要観光地が主で、 その先にある、66号線は忘れ去られたかのようです、、、。    66号線は、この先も残されていくでしょう。 でも、なにか足りない、、、 心にぽっかりと穴があいたような切なさがよぎります、、。    66号線には「Welcome Home おかえりなさい」 いつも笑顔で迎えてくれる人々がいて、訪問するたびに新しい発見があります。 走り終えたあと、「また来たい」そう思わせる66号線は「マザーロード」暖かいお母さんのような道なのです。  それでは行ってきます! - - - - 『ルート66の旅』2  / 15へ続く 当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。   【Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.】