『ルート66の旅』 4 / 15

今日も秋晴れ! 絶好のツーリング日和。
今朝のモーテルの朝ご飯は、 基本的にオレンジやアップルジュース、コーヒー、バナナ、リンゴなどのフルーツ。 それと、食パンやワッフル、ゆで卵にヨーグルトが無料で食べられます。 

軽食と言った感じですが、朝はこれで十分。
レストランでの朝食ともなると、チップ込みで$15くらいにはなってしまうので モーテルの無料朝食はありがたいです。

外は一面、朝露に濡れて、車もバイクもしっとりしています。 周りの木々も、すこし色づいてきました。 朝の冷たい空気が心地よいです。

さあ! 今日も安全運転で行きましょう! 


- - - - - - -   ファンクスグローブ    - - - - - - -

最初のポイントはファンクスグローブ(1824年〜)。 ここは、有名なメイプルシロップ屋さん。 コクのある奥深〜い味わいです。 でもそのシロップの収穫時期は3月で、秋の今時期は、すべて売り切れで外の看板にも SOLD OUT のサイン。  でもせっかく来たのだから、写真だけでもと、訪問となりました。 


楓の木々に覆われた静かな森林の中を進むと、バイクの軍団に驚いたのか 近所の犬が吠えています。 「閉店」 のサインがドアにぶら下がっているお店を背に写真撮影会となりました。

そんなとき、、、。 

どこからともなく「5分待ってなさい! お店を開けてもらうから!」
振り返ると、吠えていた犬の家のおばさんが笑顔で手を振っています。
ほどなくして お店のオーナー デビーさんが登場!


中へ入ると、あるものに目が釘づけに!!
なにか、売り物のような、、、飾りもののような、、、 何気なく棚に置かれた 琥珀色のメイプルシロップ。

もしかして、もしかする?

「売り切れ」のはずの 夢のシロップが手に入るのか〜?
答えは『YES』。

ふと、、、、 看板は「売り切れ」なのに、どうして在庫があるんだ、、、? と もたげる疑問をのみこんで、、、、 

「小さいの4個、大きいの3個くださ〜い!」 。即注文。 今回、Get したのは、新作シロップ:バーレル エイジド メイプルシロップ。 バーボンの樽で熟成させた大人の香りと味わい!! (アルコール2.5%) 



今回は、ほぼ全員がシロップを買いまくり、、、今度こそ『SOLD OUT』状態です。
デビーおばさん、本当にありがとう。 また来ます。お元気で。 


- - - - - - -   マックレーン    - - - - - - -

そこからすぐ先に、大きなトラックのドライブイン「ディキシートラックストップ」で休憩。 


たくさんのコンボイが停めてあります。 その中に、ずいぶんと長〜い物を運んでるトラックが! ただでさえも巨大なコンボイ、これは長さがその2倍はあるでしょうか。 運転手さんに何を運んでいるのか聞いたところ、風力発電の支柱だそうです、、、。それにしてもドデカイ!です。 人口800人足らずのこの小さな町には、毎日数百台ものトラックがガソリンの補給や、食事、シャワー休憩などに訪れます。


- - - - - - -   アトランタ    - - - - - - -

次のポイントはホットドッグを抱えた「マフラーマン」が立つアトランタという小さな町。 


道路を挟んだ向かいにの博物館には、古いロールスロイスが展示されています。また、地元おばあちゃん手作りの、かわいい66のアイコンたちがプリントされたエコバッグや66デザインのキルト、もちろん66グッズも盛りだくさん。 マフラーマンの隣にあるアンティークストアーも興味深いです。


- - - - - - -  ブロードウェル    - - - - - - -

小さな農園の町ブロードウェルには66号線のアイコンがあります。 アーニーとその奥さんフランシスは1937年から引退する1991年までの間、旅行者へ数え切れないくらいのバーベキューサンドイッチとフライを提供してきました。 


最初3つのテーブルしかないカフェ:ハーバーインをはじめました。その翌年お腹を空かせた農民がローストポークを指差して「豚のお尻のサンドイッチをくれ」と言いました。 アーニーはその言葉が気に入ってハーバーインという店名を「ピッグ ヒップ レストラン」へ名前を変えたそうです。 現在は看板のみでレストランの面影はありません。


- - - - - - -   スプリングフィールド    - - - - - - -

次のポイントは16代大統領リンカーンが結婚度17年間住んだお家を訪問。 御近所さんをはじめ、その一角は当時のままに保存されています。


リンカーンのお家があるスプリングフィールドには、その他に有名なレストランがあります。 「コージードッグ」日本で言う、アメリカンドッグ。 できたて熱々のコージードッグは、地元住民はもちろん、66号線を旅する観光客にも大人気! ここは「ボブさん」のご両親が経営しているドライブインです。



ケチャップとマスタードをたっぷりかけて ルート66ビール(ガラナのようなジュース)と一緒にいただきます。 本当においしいです〜ぅ。  ここも外せません、66を旅するときは必ず寄ってくださいね。 アメリカ人のお客さんはコージードッグ4本をオーダーして、ガッツリ食べています。 私たちはすぐにランチなので、軽〜くいきましょうね、、!

今日のランチはピリ辛チキンとセクシーなウェイトレスさんで有名、全米チェーンのフーターズへ!  チキンも最高! お姉さんも最高!




- - - - - - -   アウバーン    - - - - - - -


スプリングフィールドから、いったん農園が広がる田舎道を進んで小さな町アウバーンへ、、。そこには1931年に敷かれた手作りのレンガ道路、ルート66号線が 1.4 マイル残されています。 所々浮いたレンガがガタゴトと音を立てて、いにしえの88年前へいざないます。




- - - - - - -  リッチフィールド   - - - - - - -

1951年創業の野外映画館スカイビュードライブイン。 現在でも天気のよい4月から10月の間は営業しているそうです。  規則正しく並べられたスピーカーと大きな映画スクリーンの前に立つと、映画アメリカングラフィティーを思い起こしました。 





- - - - - - -   マウントオリーブ   - - - - - - -

マウントオリーブは1872年から石炭の採掘で発展した町です。その町外れにある、ジョーンズおばさんのお墓を尋ねました。 ジョーンズおばさんの二人の息子は、その炭鉱で働いていていました。ある時、会社側の不公平な労働条件に組合員の坑夫たちは大きなストライキ運動を起こします。 



会社はその組合員を追い出すために180人の黒人を雇い、そして衝突。7人の坑夫と5人の警備員が亡くなり、たくさんの負傷者が出ました。それに関わっていたと思われたジョーンズの息子さん達は、政府から彼らの行為は殺人であると非難され、同じオリーブ墓地には埋葬されませんでした。  100歳で亡くなるまでの間、ジョンズおばさんは、自分の息子達の汚名を返上すべく祈願し続け、そしてそれが認められて1936年10月にお母さん、そしてふたりの息子さんの記念碑がこのマウントオリーブ墓地に建てられたそうです。



- - - - - - -   スタウントン   - - - - - - -


カントリークラシックカー ここは知るひとぞ知る、穴場です。 1930~1970を中心としたアメ車が200〜300台はあろう博物館クラスの中古車販売店。もうクラシックが好物の方には、1日あっても時間が足りないくらいです。


修理が必要な状態から、既にレストアされたものまで、、、宝の山です。 価格も数千ドルから2万ドル程度で販売されています。 旧車が好きな方は、絶対にお見逃しなく! 全部見て回るのに、少なくても2時間はかかるスケールです。


そこからさらに、66号線を南下すると「ピンクエレファント」というアンティックモールがあります。 いろいろなおもしろ看板、大きなUFO形のオブジェ、アイスクリームを片手にそびえるパンツ1枚の青年フィギュアなどなど、インスタ映えする造形物が楽しめます。 




- - - - - - -   セントルイス    - - - - - - -

セントルイスにはミシシッピー川が流れていて、その昔トムソーヤが川下りしたそうな、、、。そんなセントルイスに町のシンボル美しい大きなアーチがかかっています。


アーチの高さは192メートル。3面の側壁は鉄筋コンクリートで、高さ91メートルまではステンレス鋼板、その上は炭素鋼板で作られているそうです。 中は空洞、トラムで頂上の展望へも上がれます。 今回は時間の都合で、登ることができませんでしたので、展望台は次回のお楽しみに。



- - - -『ルート66の旅』 5 /  15へ続く


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