『ルート66の旅』 6 / 15

今日はホテルに朝食がないので、レストランへ移動。 メニューは目玉焼き2つ、ハッシュブラウン、ソーセージ、ベーコンとパンケーキの ホームメードのアメリカンブレークファーストをいただきました。 ご存知、コーヒーは超〜薄いアメリカンコーヒー。 

ルート確認をすませ、今日も安全運転で行きましょう!


- - - - - - -   マーシュフィールド    - - - - - - -


今日の一つ目のポイントは マーシュフィールド。  この小さな田舎町から偉大な方が誕生しました。 それは”エドウィン ハッブル”さんです。  地球周遊軌道を周る光学望遠鏡「ハッブル望遠鏡」の生みの親。 この我々の銀河の外にもさらに銀河が存在することなどを発見! 


マーシュフィルド市のシティーホール(市役所 兼 裁判所)の 正面にハッブル望遠鏡のレプリカが誇らしく展示されています。  と、胸に警官バッジをつけた一人の私服警官がシティーホールから出てきました。「おい、君たちコート(裁判)は来週の水曜日だぞ!」 え?なんのこと? お話を伺えば、、何やら地元でワルを働いたバイカー 達が、来週の水曜、ここの裁判所に呼ばれているらしい。 シティーホールの前に停めた私たちのバイクを見て、その連中と勘違いしたらしいです😓。 こんな出会いも面白い、、、。ついでに記念撮影!




それと、毎度訪問する「ライフルマン」ショップ。  州外の人へは売ってくれませんが 地元住民であれば、免許証1枚で、即購入できます。 価格も38口径が4万円〜 45マグナムが8万円とお手頃価格です。 もちろんショットガンからライフル、マシンガンまで何でもありです。 


また、そこのオーナーはなんと日系3世の木村さん(ありゃ?私と同じ名字、、) それも同じく北海道出身、、、もしかして親戚? 不思議な出会いです。


ハンドガンやら、ショットガンやら、買いもしないのに、あれこれ手にとり見せてもらいます。 ついでに玉も見せてもらいました。 いや〜〜、こんなのがビュンビュン飛んでくるんですね、、、 そりゃ、こんなのが当たれば死んじゃいますよ、、、恐ろしや、、、。 銃社会アメリカを体感しました!



さあ、先は長いです、次のポイントへ。


- - - - - - -   スプリングフィールド   - - - - - - -


スプリングフィールドは大きな町です。 この町には全米チェーンの「STAKE AND SHAKE」というファーストフードのチェーン店のモデルになったお店があります。 ここからは、信号の多い町を抜けて、ほぼ66号線のサインは皆無。 街を抜けて、またすぐに66号線に戻り ”新クレアーガスステーション”を目指します。 



- - - - - - -   パリスジャンクション    - - - - - - -


シンクレアーガススタンドのアイコンは緑色の恐竜です。 1930年創業。当時はカフェやキャビンも備えて、パンク修理のサービスやサンドイッチなども旅行者へ提供していたそうです。 



1955年、火災により全焼してしましたが 2006年に ゲーリーターナーさんが再建しました。 毎回、僕たちを暖かく出迎えてくれたゲーリーですが、2015年にこの世を去りました。 ゲーリーはなぜか僕のことを気に入ってくれていて、生前、僕が訪問している時、ゲーリーの友人(地元の幼なじみ)から電話が入りました。 するとゲーリーは「今、俺の大切な友達が来ているから、話は後でな、、」 、、。電話を切って、私と話を続けることもありました。 また、私たち全員へジュースやスイカをいつも振る舞ってくれるんです。 それだって、お金がかかることだから「そんなことをしなくてもいいよゲーリー」と言っても、言うことを聞きません。



僕に語る彼の口癖は、いつも「Friends Forever」(永遠の友達)でした。 彼がなくなったことは、風の噂で聞きました、、。 2016年に再び、立ち寄ったときには、もうゲーリーはそこにはいません、、。 スタンドのゲートは閉ざされて、彼のお城であったガソリンスタンドは、埃にまみれ、色あせていました、、。 こうして、一人、そしてまた一人、、、66号線のアイコンがいなくなります。


僕はお気に入りのブレスレットにマーカーペンで ”Friends Forever” と書きました。 道ばたの、彼の郵便ポストにブレスレットを下げて、「さようなら」「ありがとうゲーリー」。また合う日(来生で)まで。



現在は”ジョージ”という、ヒッピー風のおじさんが、後を継いで訪問者を楽しませてくれています。

昼が近ずくと、何やら空の様子が怪しくなってきました。 


- - - - - - -   リバートン    - - - - - - -

案の定、リバートンに到着数分前から、本格的に降り出しましたが ぎりぎりセーフ! なんとかずぶぬれになる前に到着です。 カンザスの66号線のサインはひまわりです。可愛い😁。


リバートンはカンザス州の小さな町。66号線はそのカンザスの端っこをかすめる、たった13マイルの道です。 ここには1925年創業の老舗 ”Eisler Brothers Store ” 日本で言う昭和の 駄菓子屋さんのようなお店があります。


お花やその種、雑貨、 手作りサンドイッチや、ホームメードのチリスープなど、旅の途中で一休みに絶好のポイントです。 いつも、コークとサンドイッチ(ハム、チーズ、レタスとトマトのサンド)をいただきます!!  うまし!


オーナーのスコットさんは、いつも暖かく迎えてくれます。 おじいちゃんも現役バリバリのレジ係です。 お店の奥には、66グッズも沢〜山。 皆さんも、是非立ち寄ってくださいね。

「スコットさん、おじいちゃんまた来ます。お元気で」

そこから、66号線は畑の中、、さらに茂みへ続きます。 すると、そこには小さくかわいい ”レインボーブリッジ” があります。 その名の通り虹のように半円の小さな橋です。 時々この橋の上で結婚のセレモニーや、特別なイベントが開催されています。町の人にも愛されているんですね。 



橋を渡り、気がつくと、オクラホマ州に入っていました。 


- - - - - - -   アフトン    - - - - - - -


小さな町をいくつも抜けていきます。 ”アフトン” には昨年まで パッカードの認定工場跡が、博物館として公開されていましたが、今年はもぬけの殻、、、。 レストアされたピカピカのパッカードが展示されていて、毎回楽しみにしていたのですが、残念。 




- - - - - - -   カトゥーサ    - - - - - - -


今日、宿泊する町 タルサもすぐそこです。  その手前に、66号線の有名なアイコン ”ビッグ ブルー ホェール”があります。  1972年ここのオーナーであったヒューデイビスさんが動物学者である奥様へのお誕生日プレゼントとして、この大きな公園を作ったそうです。 その後、1980年に閉鎖されてしまいましたが、子供達の遊び場として親しまれてきました。現在は66号線のアイコンとしてレストアされ保存されています。



ホテルへチェックインする前にもう一つ寄らなければならない所があります。 それは、”ルート66ハーレーデビッドソン”です。 


バイクはどこのディーラも同じ物を販売していますが、 ここには、ルート66ハーレーのオリジナルグッズがあります。 興味にある方はお見逃しなく。

さあ、ホテル到着! 途端に 今までゴロゴロしていた空から大きな雨がはたきつけるように降って来ました。 



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